くも膜下出血による肢体の障害および高次脳機能障害で障害基礎年金1級、年間約97万円を認定日請求できたケース
2023年10月13日
相談者
鎌ヶ谷市・女性(40代/無職)相談時の相談者様の状況
ご連絡をいただいた時は肢体の障害についての障害年金請求を希望されておりました。面談時はお姉さまにも同席していただきました。
お話をしているうちにある違和感を抱きました。
相談から請求までのサポート
初見での見立てでは肢体の障害については2級相当、診断書次第では不支給の可能性もあると伝えました。発病から現在に至るまでの生活・就労状況等についてお伺いしました。
すると、高次脳機能障害についても検討の余地が十分にあると判断しました。
リハビリ病院を退院した際は医師から高次脳機能障害はそれほど重くないと伝えられたそうです。
しかし現状を確認していくと、1.物忘れや忘れ物が日常的。2.散歩に出ても道がわからなくなる。
3.再就職のための研修では講師から「同じことを何度も質問してますよ」などのエピソードが出てきました。
そこでリハビリ病院の医師宛てに高次脳機能障害について精査を依頼し、そのうえで年金の診断書を依頼しました。
結果
障害基礎年金1級、年間約97万円を認定日請求で認められました。高次脳機能障害については障害年金だけでなく、精神福祉手帳も申請。
ご本人も肢体の障害についてしか念頭に置いてなかったとのことで、高次脳機能障害を指摘され腑に落ちたそうです。
就労についても前向きで就労移行施設や就労継続支援事業所についてアドバイスさせていただきました。
無理のない範囲でリハビリを兼ねて通所していただければ幸いです。