反復性うつ病・注意欠陥可動障害で障害厚生年金2級、遡及請求で約556万円を受給できたケース

2024年11月15日

相談者

佐倉市・女性(60代/無職)

相談時の相談者様の状況

面談は今年の4月。
面談の際、ご本人も思考力(理解力)の低下を訴えており、面談は5時間近く要しました。

課題山積でどこから手を付けたらいいのか?といった状態でした。

相談から請求までのサポート

課題1:約8年前に自分で手続きしたが、書類が戻ってきたため、そこで手続きを停止してしまったこと。
A:却下・不支給・不備のどれで書類が戻され、8年前の手続きは5年の時効が完成しているのか?否か?を年金事務所に出向き確認。
答えは書類の不備で返却され、現在も手続きは継続中であることを確認し、約20年前からの”病歴・就労状況等申立書”等の資料を作成。
途中、社会的治癒を証明する必要があったため、職歴等についても調べ、雇用契約書の写し等も提出しました。
 5年の時効については完成しておらず、8年前の手続きを再開することとなりました。

課題2:令和4年の段階で特別支給の老齢年金の受給を開始していたこと。
A:市役所職員の提案で障害年金の手続き中に特別支給の老齢年金を請求・受給していたため、障害年金との調整等について細かい確認作業が必要でした。
 正直、このパターンの処理・手続きは初めてであったため、年金機構からの通知等が届き、詳細を精査するのに大変苦労しました。

課題3:当初は障害厚生年金3級だったものが令和4年に2級に変更となっていたこと。
A:案の定、年金支払通知書を見ただけでは内訳がさっぱりわかりませんでした。
 ご本人も送られてきた書類について内容も理解できずにおりました。
 送られてきたすべての書類(支払通知書・支給額変更通知書・年金証書等)を精査するまで多大な日数を要しました。
変更通知書を調べたところ、途中から2級に変更されていたこと。特別支給の老齢年金と障害年金とで清算がなされていたこと等々が判明。

結果

元々は総額約627万円の障害年金でしたが、特別支給の老齢年金との清算で約556万円の遡及請求が認められました。

今までの手続きの中でも5本の指に入る難件でした…
また、内容について理解していただけるまで、苦労が絶えませんでした…

お体ご自愛ください