てんかん・てんかん性精神病で障害基礎年金2級、年間約78万円を受給できたケース

2020年10月15日

相談者

白井市・女性(20代/無職)

相談時の相談者様の状況

 ご本人は就労支援事業所に通所中でした。てんかん発作はストレス負荷により起きることが多く、年に数回は意識を失い、その後は数日にわたりもうろうとした状態が続くほどでした。
 また、てんかん発作にともなう統合失調症の症状が慢性化しておりました。

相談から請求までのサポート

 本件の一番苦労した点が、受診状況等証明書の内容でした。
当初、作成いただいた証明書ですが、てんかん性精神病を転換性障害と記入されておりました。
読み方は似ていますが、症状は全く異なります。※作成は事務員でした(事務員が記入すること自体は問題ありません)。
 そこで事情を説明し訂正を依頼し、了承を得ましたが、今度は医師が訂正に応じませんでした。
最終的に再度訪問し、事務方の責任者と面談。これまでの経緯を説明、事務員が代筆し間違えた内容を医師が認めないという何とも申しがたい旨を1時間以上話し合いました。
 最終的に事務方の責任者が医師にとりあいすべてではありませんが一部の訂正に応じました。訂正に応じなかった箇所については、年金機構にこれまでの経緯についての申立書を添付することで認めてもらうことができました。
 お医者様の中には、100%間違っていても、断固として訂正に応じないことが少なくありません。患者は医師の書いた書類に間違えがあるなんて思ってもいないでしょう。しかし、そのまま提出してしまった場合、不支給等の不利益を被ってしまうという何と理不尽なことも現実としてあります。

結果

障害基礎年金2級、年間約78万円を受給できました。

無事に認めてもらうことができ、何よりです。