うつ病で障害厚生年金2級、年間約123万円を受給できたケース 2019年6月14日 相談者 茂原市・男性(40代/無職) 相談時の相談者様の状況 初めて相談いただいたのは約7か月前のお電話でした。その後、何度か連絡をいただきましたが、その都度体調の悪化等で面談までには至りませんでした。ようやく面談できたのは今年に入ってからで、奥様の付き添いのもとでヒアリングさせていただきました。 何年もほぼ引きこもりに近い状態で、身の回りのことや衣食住の多くに問題を抱えていらっしゃいました。 相談から請求までのサポート 当初は申し立てすら困難な状況でした。 当初、ご本人が受診状況等証明書の取得に動いた結果、初診の病院のカルテ等の記録は残っておらず、カルテの発行履歴に年月日が残っているだけとの回答でした。これだけでは初診日と病名等を証明できるだけの決定力はなく、2番目は泌尿器科でこれも決定的な証拠はなく、3番目の病院は既に廃院。唯一、診察券に日付が残っていただけ。これも決定打には至りませんでした。年金機構からは追加の資料提出を求められたため、わたくし自らそれぞれの病院を訪問し、医師と面談、事情説明し、何かしらの資料が残っていないか探してもらいました。すると、初診のカルテ発行履歴はパソコンの画面に日時の他にも病名も記載されているではないですか。ご本人がうかがった際には発行してもらえなかった画面のコピーを印刷してもらい、さらに初診日に相談に行った相談施設の相談記録にその旨の記録が残っていたのでそちらのコピーと担当職員の第三者証明を書いてもらうことで、ようやく認められました。小さな証拠の積み重ねが最高の結果に結びつきました。 結果 障害厚生年金2級、年間約123万円を取得できました。 年金事務所での請求手続き、機構での審査ともに認めてもらうまで労力を要しました。 ご本人の記憶と取得できた資料の内容に相違があったため、訂正の申立書等、これまでで一番といっても過言でない数の資料を用意しました。 なんとか、認めてもらうことができ肩の荷が下りたおりた案件でした。 « 双極性感情障害で障害厚生年金2級、遡及請求で約231万円を受給できたケース うつ病で障害厚生年金2級、年間約142万円を受給できたケース » 事例一覧に戻る